文字への興味

English Treeでは、「英語を勉強する」のではなく、「英語環境の中で生活」します。

そうすることで、子どもたちは無理なく、自然と英語を身につけていきます。

そんなことで、本当に英語が身につくのかと。どうせ、「英会話」だけで、全然「英語の勉強(読み書き)」が身につかず、後で苦労するんじゃないか…と思われるかもしれません。※英会話できない方が後でとっても苦労する…という議論はここでは置いておきます(笑)

いいえ、そんなことはありません。

文字にも興味を持ち、習得していく仕掛けがいっぱいです!

我々はどのようにして文字を読んだり書いたりできるようになりましたか?

どんな文字から読んだり書いたりできるようになりましたか?

「あ」から順番に読み書きできるようになりましたか?

違いますよね?そう、身の回りでよく目にする文字。特に、「自分の名前」や「兄弟の名前」に使われている文字などからまず読めるようになり、書けるようになったと思います。これが、私の言う「自然」です。

English Treeでは、来たらまず自分の名前を出欠表に書きます。出席する予定の子どもの名前を書いたプレートを、出欠表の横に並べているので、まだうまく書けない子は自分の名前のプレートを選び、表の横に持ってきて、写します。書き終わったら、自分の名前プレートをホワイトボードへ移します(マグネットつき)。

昨日は早く来た二人(2年生)に、参加予定の子の名前プレートを並べるお手伝いをしてもらいました。2人は、自分の名前は読めるし書けます。でも、まだお友だちの名前は難しい…。

「Anna」はなぜか分かるらしく、「これはAnnaよね?」と自信満々(笑)

Canna: これは…Aochan?

Rachel: Yes. How did you know?(そう。なんで分かったの?)

Canna: やったぁ!A(ア)やけ分かった!

Ry: (Toshiのプレートを持って)これは誰?

Rachel: (ヒントとして”T”の音を出してみせる)

Ry: あぁ!Toshiか!

Rachel: That’s right!

このように、「文字を見る」「音を聞く」を繰り返し、自然と文字の音を身につけていきます。部屋にはアルファベット表の他、その期間歌っている歌の歌詞、カレンダー、よく使える表現集などなど、常に「読めたらいいな」な英語がたくさん掲示してあります。子どもたちの興味や成長の度合い、状況などに合わせ、順序だてたフォニックス(発音のルール)の指導を取り入れることもあります。でもそれはあくまでヒントです。ちょっとしたサポートです。

読みたいものを読む

書きたいことを書く

「できた!」を積み重ねる

それで子どもたちは、驚くほどに成長します。

子どもたちに無理のない「自然」な状況を、もちろんこちら側は仕組んでいます。簡単なことではないですが、それが私の指導法。子どもの「できた」ときの目の輝きがたまらなく大好きなRachelでした♪