英語で過ごす放課後 English Treeには、”Play Together”という時間があります。その名の通り、「みんなで一緒に遊ぶ」時間です。人数が増えれば増えるほど、「みんなで遊ぶ」というのは非常に難しくなります。意見が割れたり個々の気分や気持ちがバラバラでまとまらなかったりすることもありますし、「一緒に」を強要することに私自身、違和感や窮屈さを感じることもあります。正直、何度も手放したくなりました。でも、「改善」はしたとしても、やはりこの時間をなくすことはできない…というのが今の結論です。
“Play Together”の前には、”Circle Communication”という話し合いの時間があります。以前は、どうやって遊びを決めるか…その「決め方」から話し合っていましたが、あまりに時間がかかるので、”Game Leader(ゲームリーダー)”を毎回一人決めて、その人に「決め方」は決めてもらうことにしました(笑)そしてGame Leaderが話し合いの進行をします。
みんな、遊びたい遊びの意見を出すのですが、それに対し”Me too.(私も)”や、”Same as Anna.(Annaと同じ)”などと同意したり「この人数でそれは無理じゃない?」「小さい子もいるから別の遊びが良くない?」などと反対意見を出したりします。そうして絞られたアイディアの中から多数決やクジ、サイコロ…などで1つの遊びを選び、ルールを説明したり参加者に合わせて変えたりして、みんなで遊ぶわけです。(大変さ、伝わりました?)
もう先週のことになりますが、この日は”A Happy Family”という遊びをすることになりました。英語版「はないちもんめ」です(笑)なぜ、”A Happy Family”かというと…、「はないちもんめ」は、一方のチームがじゃんけんに勝ち続けると、そのチームの人数が増え続け、最終的には1つの大きなチームになりますよね?ま、そこまでゲームを続けることはまれですが(笑)以前そうなったときに、異年齢の子たちがとっても楽しそうに一つにまとまる様子を見て、「あぁ、まるで楽しい素敵な家族やな」と感じたんです。
こんな様子を見たら、「一緒に遊ぶ」…あきらめきれないでしょう?
「みんな違う」から、「一緒に遊ぶ」とか「一つにまとまる」とか、本当に大変です。うまくいかない日もたくさんあります。けんかになる日もあります。泣いたり怒ったりして帰る子もいます。でもたぶん、なんだかんだで、ここに来る子たちが一番好きな時間。ですし、子どもたちが一番成長する時間です。一番英語を話すし、一番笑うし、一番混ざり合う。
だから、私もあきらめずに、どうやったら子どもたちがこの時間をより大切にしてくれるか…大好きになってくれるか…考え、改善していきます!!
今日はクリスマスイブ♪みなさんのクリスマスやお正月が、家族や友だち、大切な人と、たくさん話せて、たくさん笑えて、たくさん混ざり合える(?)素敵なものになりますように!!