Summer School 2021 プログラム②

プログラム②は8/2(月)~8/6(金)の5日間で行いました。

プログラム②のテーマは「わくわく きらきら すてきな ショップ」でした。ただ単にお店屋さんごっこをしても面白くないなぁ…と思い、少し現実に近い形で、自分たちの理想のお店をオープンしてもらうことにしました!

子どもたちがよく行くイオンモールを例に出し、どんなお店があるかや、どんなお店が好きかを話し合いました。子どもに人気なのはゲームセンターやおもちゃ屋さん、文房具屋さんなどでした。

次に、「誰」をお店に招待するか、みんなに発表してもらいました。半分は保護者などの「大人」、そして半分は兄弟や友だちなどの「子ども」でした。自分の好み+来てくれるお客様が好みそうな店をイメージしたうえでどんなお店をオープンしたいか考え、それを人に伝える練習をしました。仲間を見つけ、グループを作り、お店の名前を決め、商品を考えてもらいました。すると子どもたちの中で、次々疑問がわいてきます。「どうやって商品準備するの?」「自分たちの家から持ってくるの?」「どこでお店を開くの?」「本当に売るの?」「お金はどうするの?」などなど。

素晴らしい!疑問がわくことの大切さ。主体的に取り組んでいる証拠です!やらされているのではなく、子どもたちが自ら「やろう」としているのです♪よしきたっ!

各お店に予算として5,000円を渡すこと、その中で場所代やテーブル、いす等設備のレンタル代、商品や看板、飾りを作るための材料購入代、そして当日のおつり等をまかなうよう伝えました。この時点ではピンときていない子どもたち…。

材料屋さん(私の母が開いたMiko’s Shop)で買い物をしたり、バスに乗ってイオンタウンに行ったりと準備を進めていく中でお金のやり取りをし、毎日お店に残ったお金を計算し、表に書き込むことで少しずつ「あ、お金使いすぎてる」「これのためにお金とっておこう」といったことが考えられるようになりました。そして、リハーサルで初めて実際に「お金を稼ぐ」という活動をして、「増えた!」「足りない!」「そういうことか!」と理解する子が出てきました。

リハーサルの後、自分のお店や他のお店の「良かったところ」と「アドバイス」を発表してもらうと、止まらないぐらいどんどん意見が出て、子どもたちの真剣さが伝わってきました。本番に向けた最終準備。おつりを用意したり値段の調整をしたりと各グループ一生懸命取り組んでいました。

そして迎えた本番!子どもたちは英語での接客もしっかりと練習していましたが、やはりお客様が日本語では調子が狂ってしまいますので、待合室で軽くお客様の英語レッスンもして、いざっ開店!

Welcome to Yummy Yummy Cafe!!

Welcome to Cute Salon!!

と、元気な声が飛び交います。

How much is it?(いくらですか?)

It’s 200 yen!(200円です。)

100を超える大きな数字を英語で言うことや計算することは、高学年の子どもたちにとっても難しいことでしたが、サマースクール中たくさん数字を使ったゲームをしたりお金のやり取りをしたりしていたので、みんな自信を持って伝えることができていました!そして、たくさんのお客様をHappyにすることができました♪

終了時には、みんな自信満々の笑顔で「Rachel!うちの店、こんなに儲かったよ!」と伝えにきてくれました。子どもたちの頑張りと協力の賜物です。

現実の社会を経験してもらいつつ、サービスの中身は子どもたちの自由な発想に任せたことで、どのお店も素晴らしく「わくわく きらきら すてきな ショップ」になったなぁ~と我ながら感動しました(笑)

子どもたちの力は無限大!引き出すお手伝いができて幸せです♪

次はいよいよ最後のプログラム…。お化け屋敷を作ります!楽しみでしかない!!!