Candies for kids

飴と鞭

「飴と鞭」は、英語では”Carrot and Stick(人参と棒)”というのだとか。馬を走らせるイメージですね(笑)
私は、あまりこの「飴と鞭」という手法をEnglish Treeでは使わないようにしています。ご褒美がないとやらない/怒られないとやらない…となってほしくないので。

ただ、曜日によって来るメンバーが違い、学年や性格もバラッバラなEnglish Tree。ときには、こんな安易で明確な手法に逃げたくなってしまう私もいます…。「ゴロゴロしてないで走れ走れ~い!走っていれば素敵なことに気づくこともあるだろう!」という感じです。お許しを(笑)

進行役に飴を

毎回行っているActive Circle(円になって英語表現や約束事などを確認する時間)の進行を、今は子どもたちに任せています。進行を務めたい子が、自主的に手を挙げ”May I be a circle leader?(リーダーになっていいですか?)”と言い、進行役を買って出ます。この役を積極的にやる子たちには既に素晴らしい効果が出ていることは、以前のブログ「会話力強化」に書いていますので、そちらをご覧ください。

みんなに積極的に手を挙げてほしい!と思っているのですが、いつも決まった子ばかりが手を挙げます。「挑戦してみない??」と声をかけても、「面倒くさい」「恥ずかしい」と誰かが言うと、そう思っていなかった子たちまで影響され殻に閉じこもってしまいます。

「ちっ」 ←Rachelの心の声(外には出ていない…ハズ)

“You might get something nice after you did the leader for 8 times.(リーダー8回したら何かいいものもらえるかもよ~)”

と、口を滑らせてしまったら最後。そういうのをちゃ~んと聞いて理解し走り出す賢い子がいるのです(笑)

「8回」が近づいてきた子たちは、何がもらえるのだろうとワクワクドキドキ♪いつも聞いてきます。よく考えたら、ぶら下げられているものが人参か飴かも分からないまま走り続けられるというのも、ある意味すごいですね。

子どもたちが喜んで勉強に励めそうな「文房具」をプレゼントすることにしました!

早速1番に8回の司会を終えたYuu(小4)がシャーペンをゲット!
※早く終わった子から好きなものを選べるシステム

「なぬっ!?そういうことだったのか??」と意味を理解していなかった子も、文房具を目の前にして、早くお目当てのものを手に入れなくては!と、走る体制に入りました(笑)

文房具を手にしてモチベーションが下がらぬよう、司会8回を終えた子には栄誉ある別の役割を任命しようと考えています!実際それだけの力がついているので☆

これからも、飴と鞭はほどほどに、子どもたちの意欲と力をしっかり伸ばしていきたいと思います!