Summer School 2022_Program 1

It’s SHOW TIME!!

「恥ずかしさの殻をやぶって表現することを楽しもう!」というテーマで行った7/26(火)~7/29(金)のプログラム①。はじめは、いつもと違う友だちや違う雰囲気に緊張した様子だった子どもたちですが、大音量の音楽で歌う!踊る!そしてみんなで…グループで、話し合う!遊ぶ!を繰り返すうち、徐々に表情は明るく、動作は大きく、声もはっきりとしてきました。

人前で発表するのは苦手!という子が(大人も)多い、日本。これからの時代を生き抜くには、しっかりと自分の気持ちや考えを伝えられなくてはいけません。そのためには、まず自分はどんな人間なのか、何が好きで、何が嫌いなのかを知ること。そして、他の人の話を聞き、自分と同じだったり違ったりする人がいることを知り、それを認めること。認める・認められることにより、自分に自信を持つことができ、表現することが怖くなくなります。

今回のプログラムでは、勇気をもって恥ずかしさの殻をやぶろう!と子どもたちに伝えました。毎日、帰る前に殻をやぶれたかな?と確認し、実際に殻のシールをはがしてもらいました。シールの下はキラキラ輝く各自の写真。素敵な笑顔が見えてきます。

そして、活動の途中で何度も何度も

”You are great!!(あなたは素晴らしい!)”

“You can do it!!(あなたならできる!)”

“You did great!!(よくやった!!)”

と伝えました。子どもたちには、

“I am great! We are great!!(私は素晴らしい!私たちは素晴らしい!!)”

“I can do it! We can do it!!(私はできる!私たちはできる!!)”

“I did great! We did great!!(私はよくやった!私たちはよくやった!!)”

と後に続いてもらいました。

「自分をほめる」ということがあまりない子どもたち。はじめは照れ臭そうにしていましたが、どんどんと声高らかに胸を張って言えるようになっていきました。

今回は全7曲を披露するため、最初の3日間でかなりがんばりました。

グループ活動では、意見が衝突してふてくされたり、自分のアイディアが採用されず悔しい思いをしたりした子もいます。それも経験。指導者は、「じゃあ、どうする?」と声をかけながら、子どもたちが自分たちで考え解決できるよう支援しました。

そして迎えた最終日!

今までで一番緊張しているようではありましたが、どこか誇らしげでみんなキラキラしていました。

ショーは午前と午後の2回。たくさんの保護者の方が見にきてくださいました。

最後には、殻のはずれた写真と修了証を手にし、みんな笑顔で帰っていきました。そのままEnglish Treeに残った子たちは踊り足りない!歌い足りない!とサマースクールごっこが始まり、サマースクールに参加していなかった参加者にも踊りを教えだす始末(笑)

歌と踊りなんて…と思う方が多いかもしれません。具体的にどんな英語表現に触れ、どんなことを学んでくるの?と思われるでしょうし、「うちの子は恥ずかしがり屋だから…」と思われる保護者も多かったと思います。一番申し込みも少なく、来年は実施しない方向でいくか…とも考えていました(指導者である自分が歌を覚え、振付を考え、練習するのもかなり大変で…一番労力使うプログラムでもあるので…)。しかし、子どもたちの内から溢れ出す自信とキラッキラに輝く笑顔を見て、「楽しかったぁぁぁぁ!」という声を聞いてしまうと、すぐに「やっぱり来年も!」となってしまいます(笑)実際、昨年も参加した子どもたちは、昨年よりも断然自分の気持ちや考えを人前で表現すること、「自分がやりたい!」と手を挙げることに躊躇しなくなっていました。確実に、「大丈夫、できる」という自信が育っていると感じました。やろう…、来年も!もっとたくさんの人にこの魅力が伝わるといいな~と思います。

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